甲状腺は、妊娠1ヶ月の終わり頃に、胎児の喉のレベルで発生し、次第にハート型となって、喉仏の下方の軟骨(甲状軟骨)の下部に降りていきます。
成人では、甲状腺の大きさは、縦が4㎝ほど、重さは15〜20グラム程度です。
甲状腺は、甲状腺ホルモンを作り、貯蔵し、血液中に放出します。
甲状腺ホルモンの主な作用は、
・基礎代謝の上昇
・成長・成熟を促す
・自律神経の作用をアップさせる
・タンパク質の代謝を促す
・消化器での糖の吸収をアップさせる
・脂質の代謝を盛んにする
・心拍数を速める
・心臓の収縮を強める
などです。
次では、甲状腺ホルモンについて、もう少し詳しく記したいと思います。