橋本病とは?
橋本病は、甲状腺に炎症や破壊を起こす自己抗体によって、甲状腺がダメージを受け続ける病気です。
大阪メトロ「今里駅」3号出口から徒歩1分 糖尿病・甲状腺・内分泌代謝専門
HOME ≫ 橋本病 ≫
橋本病は、甲状腺に炎症や破壊を起こす自己抗体によって、甲状腺がダメージを受け続ける病気です。
甲状腺の腫れ(腫れは無い場合もあり)
甲状腺機能が正常であれば、無症状
甲状腺機能が低下してしまうと、倦怠感、記憶力低下、体重増加、脱毛、むくみ、便秘、徐脈などの症状が現れます。
よく、甲状腺ホルモンが少ない状態を橋本病と思ってらっしゃる患者さんがいますが、そうではないんです。
それでは橋本病とはどのような病気なのでしょうか?橋本病は、三重県伊賀市出身の橋本策(はかる)博士の名前に由来します。橋本先生は、腫れて大きくなって摘出された甲状腺の組織を顕微鏡で観察し、1912年にドイツの外科学雑誌に報告しました。健常な人の甲状腺にみられる組織の構造が破壊されていて、本来ならウイルスなどの外敵と戦うはずのリンパ球が甲状腺内に多く存在して、炎症が起きているという報告でした。後の1956年、英国人のデボラ・ドニアック先生(1912年生まれ)らが、甲状腺に前述のような炎症を認める患者の血液の中に、甲状腺ホルモンの合成に必要な「部品注1」に対する抗体(抗甲状腺自己抗体)がある事を報告し、橋本策先生によって報告された甲状腺疾患は免疫の異常によるものと認識されるようになりました。
橋本病であっても、リンパ球による甲状腺の破壊が軽度であれば、甲状腺機能は正常な事もあります。
橋本病以外の原因でも甲状腺ホルモンが少なくなることはありますので、「甲状腺機能低下症=橋本病」ではないことを多くの方に知っていただけたら幸いです。
注1:サイログロブリン、甲状腺ペルオキシダーゼを例えています
免疫学の進展に伴い博士の業績は欧米医学会に於いて俄かに脚光をあび「橋本病」と命名される爾来内外医学者の注目を集め今や世界医学史上不朽の名声を遺すに至れり
我が郷党は永く博士の偉業を偲んで生誕の碑を建てこれを頌す